エアコンのカビ対策!使用後の送風や暖房運転は必須?専門業者に聞いてみた!

エアコンをつけると、なんだか臭い……

そんな経験はありませんか?

それはエアコンの中に生えているカビが原因かもしれません。

今年の夏は、我が家はマイホームを建てて7年目の夏。

エアコンをつける前に、初めて専門業者に依頼してエアコンクリーニングをしてもらいました。

掃除中に中を見せてもらうと、内部カビの量にはびっくりです。

こんなカビだらけのエアコンからでる空気を吸っていたのかを思うとよく誰も病気にならなかったなと思うくらい。

今回は、エアコンにカビが発生する原因や、カビを発生させない為の日々の対策を、専門業者の方に聞いてみました。

冷房運転終了後の送風運転や暖房運転は効果があるのか?

市販のカビ取りスプレーはした方がいいのか?

など、エアコンのカビ対策の気になる所をまとめました。

ぜひ参考にしてくださいね。

目次

エアコンのカビ対策!どうしてる?

皆さんはエアコンのカビ対策、どうしていますか?

最近のエアコンは、お掃除ロボット機能付きなので中はキレイだと思い込んでいませんか?

実は私もそう思い込んでいました。

マイホーム購入と同時に新調したエアコンが今年の夏で7年目を迎えます。

年に数回はフィルター掃除をしていたのですが、昨年あたりからエアコンをつけるとなんだか臭うなと思っていました。

今回初めて、エアコンクリーニングの専門業者に依頼し、クリーニングをしてもらうことに。

エアコンの外せる部品は全て外して外で洗ってくださいます。

内部はエアコンをビニール袋で覆い、高圧洗浄のような機械で洗浄してもらうのですが、出てくる汚水は撮影するのもはばかるくらいに汚かったです。

ビフォーアフターだけ写真で撮影しておきました。

before写真。中には黒カビがビッシリ
after写真。ピカピカに

エアコンにカビが生える原因

カビの発生条件は、

  • 湿度が高い場所(60~80%)
  • 温度が中程度な場所(25~30℃)
  • 栄養分が豊富な場所(ホコリや皮脂などの汚れ)

この条件が揃えばカビは発生します。

エアコンの内部は、冷房運転の際に結露が発生して内部が塗れた状態になります。

そして、エアコン内部の温度も25~30℃になることが多く、カビにとっては最適な温度。

またエアコンは室内の暖かい空気をいったん取り込んで冷たい空気を送り出します。

その時にホコリや皮脂汚れも一緒に吸い込むことになるので、フィルターや内部にはカビの栄養素となるホコリや皮脂汚れがいっぱい。

したがって、エアコンの内部はカビにとっては非常に好条件が揃っているということになるのです。

エアコンにカビを発生させないためには?

カビを発生させないためには、エアコン内部をしっかりと乾いた状態にしておかなければなりません。

エアコンの冷房運転をする時には、空気を冷やす段階で外気との温度差で結露が発生します。

その発生した結露を外に排出する役目を果たしているのがドレーンホースですが、すべて排出できるわけではなく、内部に残ってしまいます。

カビを発生させないためには、エアコン内部の結露をしっかりと取っておく必要があります。

エアコンに付いているお掃除機能

お掃除機能が付いているエアコンは、使用後は必ずお掃除運転をしてもらいましょう。

フィルターの汚れを取るだけでなく、内部を乾燥させる機能が備わっているものもあります。

フィルターの掃除

フィルターに付いているホコリは、カビにとっては栄養素になります。

取り外して掃除しやすいパーツなので、こまめに掃除するようにしましょう。

多くの場合は水洗いOKですが、なかには水気厳禁のフィルターもあるので、取扱説明書を確認してから行ってください。

使用後の送風運転

「冷房運転使用後は送風運転をしましょう」

ということを耳にしたことがあるのではないでしょうか。

これは、エアコン内部を風によって乾かすことが目的です。

使用後に送風運転で常に乾かしておくことで、カビが生えにくくなります。

使用後の暖房運転

冷房運転後の送風よりも効果的なのが、暖房運転です。

今回専門業者の方がおっしゃるには、エアコン内部はカラカラに乾燥させておくことがベストなので、出来れは送風よりも暖房運転をしてしっかりと乾かしてほしいとのこと。

暖房は一番高い温度で30分ほど運転するのが目安。

エアコンにもよりますが、暖房は30℃から32℃に設定できるものがほとんどです。

部屋の温度を32℃に上げるためには、エアコン内部はもっと高温になっていて、カビが好む温度よりも高温になっています。

「乾燥させて高温にする」ことが、しっかりとカビ対策になるとのことでした。

電気代も気になる所ですが、この対策なら数日に一回でも十分に効果はあるとのことだったので実践しやすいですね。

エアコン洗浄スプレーは注意が必要

ホームセンターには、エアコンの洗浄スプレーがたくさん並んでいます。

かんたんにスプレーするだけでエアコン内部を洗浄できるのであれば嬉しいですが、購入前には注意が必要です。

実は、エアコンメーカーもエアコン掃除の専門家も、エアコン洗浄スプレーの使用は推奨していません。

またエアコンによっては「洗浄プレーは使用しないでください」と記載されているものも。

エアコン洗浄スプレーが推奨されていない理由
  • 故障や事故のリスクがある
  • 水漏れの原因になる場合がある
  • すすぎ残しでカビが発生する

素人が、エアコン内部を洗浄するということは、それなりのリスクが伴います。

過去にスプレー使用時にコンセントなどにスプレーがかかり、発火したという事故が起きていて消費者庁から注意喚起されたこともあります。

内部にホコリが溜まった状態でスプレーをして、ホコリがドレーンホースに詰まってしまうと水漏れの原因になりますね。

また、スプレーは洗浄成分をしっかりすすぐことはできないので、すすぎ残しがカビの原因にもなります。

このことから、エアコン洗浄スプレーを使用することはあまりおすすめできません。

エアコンから水滴がポタポタ落ちてきたことない?

エアコンから室内にポタポタと水滴が落ちてきたことはありませんか?

この水滴は、冷房稼働中に発生した結露が、ドレーンホースを通って外に排出されるべきものが排出されずに溢れてきた水滴だそうです。

原因はドレーンホースの詰まり。

庭先などに出ているドレーンホースの先に、枯れ葉やゴミなどが詰まっている場合、取り除くと解決することがあります。

また、猛暑日などは、結露がかなり多く発生するので、一時的にドレーンホースからの排出が追い付かずに水滴が落ちる場合もあるみたいです。

  • 枯れ葉やゴミなどを取り除いても水滴が落ちてくる。
  • 猛暑日だけなどの一時的なものではなく、いつも水滴が落ちてくる

こんな場合は、ドレーンホースの内部で詰まりが発生している可能性があるので、専門業者に対応を依頼しましょう。

まとめ:エアコン内部はカビの温床。適切な処置でカビを生やさないようにしましょう。

エアコンは暑い夏には絶対に必要なものですよね。

しかし、毎日吸い込む空気がカビの胞子だらけと考えると恐ろしくなりませんか?

エアコン内部にカビを発生しない対策をし、キレイな状態が続くようにしましょう。

また、カビが発生してしまった場合は、素人では除去は難しいので専門業者に依頼することをおすすめします。

今回エアコンクリーニングを専門業者に依頼して、エアコンの効きがすごく良くなりました。

エアコンをキレイな状態で使用することで省エネにも繋がりますね。

今年の夏からエアコンのカビ対策、一緒に頑張りましょう!

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